ポータブル放射線モニター

下水汚泥、食品、水、土壌、焼却灰、藁など様々な対象物を検知できるマルチな放射線検知器です。

下水汚泥・食品・水・土壌・焼却灰・藁NaI放射線モニター

食品をベクレル(Bq/kg)、空間をシーベルト(μSv)で検知するマルチな1台

NaI(TI)シンチレーション検出器を搭載し、公的機械が食品の暫定基準として用いているベクレル(Bq/kg)での表示、空間線量率、下水汚泥、焼却灰、稲わらなど様々な用途で使用できます。

※公的機関が検知に使用しているのはGe半導体検出器です。本機はGe半導体検出器ではありません。

食品の放射線検知の方法

パソコンと接続し、食品の放射線をBq/kgで検知
  1. ポータブル放射線検知器を付属のUSBケーブルでパソコンと接続します。
  2. マリネリ容器を空の状態にして、バッググラウンド放射線を測定します(約40分)※。
  3. マリネリ容器を汚染されていない水で満たし、バッググラウンド放射線を測定します(約40分)※。
  4. マリネリ容器の重さを計ります。
  5. 測定対象を細かく刻み、マリネリ容器に満たします。野菜などは水洗いしてから刻みます。
  6. 測定対象を入れた状態で重さを計ります(予めは計っておいたマリネリ容器の重さを差し引きます)。
  7. マリネリ容器をポータブル放射線モニターにセットし、検知を始めます(検知時間は、放射能の強さにより変わります。強いほど早く、弱いほど時間がかかります。)。
  8. 測定結果が表示されます。必要に応じて、結果を保存することができます。また、環境によって測定時間は変わります。

※場所、環境が変わらなければバッググラウンドの測定は初回と1カ月に1度行います。バッググラウンドの測定時間は環境により変化します。

食品は細かく刻んで容器に積める。測定履歴は保存可能。

画面の見方(写真は空間放射線を検知中)

画面の見方 ハンドルで空間線量検知。専用ケースで持ち運び。充電コンセントは日本製に対応。 本体と付属品を収納するケースバッグをお付けしています。 style=

ポータブル放射線モニターの正面図・側面図

正面図・側面図

ポータブル放射線モニター専用 鉛遮蔽容器(オプション)

NaIシンチレーション検出器(上部の円柱部分)を覆う鉛の遮蔽容器です。バックグラウンドの放射線量からの影響を下げることで、検出感度を上げることができます。詳細はお問い合わせください。

鉛遮蔽容器

主な納入実績

ポータブル放射線モニターの主な納入先の業種です。特に肥料製造、食品卸売に多くの納入実績があります。

その他の主な納入実績

  • 2011年8月・産業廃棄物処理業(富山県)
  • 2011年8月・園芸用土壌メーカー(東京都)
  • 2011年8月・園芸用土壌メーカー(三重県)
  • 2011年8月・園芸用土壌メーカー(愛知県)
  • 2011年8月・園芸用土壌メーカー(東京都)
  • 2011年8月・園芸用土壌メーカー(栃木県)
  • 2011年8月・病院(千葉県)
  • 2011年8月・園芸用土壌メーカー(栃木県)
  • 2011年8月・観光施設(静岡県)
  • 2011年8月・農場(茨城県)
  • 2011年9月・食品メーカー(東京都)
  • 2011年9月・米穀類小売(岩手県)
  • 2011年9月・食品卸売(埼玉県)
  • 2011年9月・個人(神奈川県)
  • 2011年9月・飲料品卸売(埼玉県)
  • 2011年11月・茶葉卸売(埼玉県)
  • 2011年11月・建設業(東京都)
  • 2011年11月・弁当製造(埼玉県)
  • 2011年11月・個人(東京都)
  • 2011年11月・野菜卸売(東京都)

ポータブル放射線モニターを使ったサンプル検体の測定テスト

機種 バックグラウンド測定時間 測定時間 検体B
ポータブル放射線モニター
ポータブル放射線モニター
90分 60分 696 Bq/kg
709 Bq/kg
平均 702 Bq/kg

測定値の誤差・・・同じ設定、同じ対象物を同じ装置で測定しても値に誤差が出ることがあります。これは放射性物質が不定期に放射線を出すためです。バックグラウンドと検体の測定時間を長くとることで統計誤差を下げることができます。また、放射能が高い検体は低い検体に比べて誤差が小さくなる傾向があります。

上記測定テストの値について・・・「ポータブル放射線モニター」はCs-137、Cs-134(セシウム)、Iの合計値です。

※あくまで当社内における社内テストの結果であり、この数値にかかる一切の責任は負いかねます。
※許可なく上記測定結果の転載を禁じます。

測定下限値を下回った場合

対象物の放射能が測定下限値を下回った場合、「Not detected」と表示されます。

測定下限値を下回った場合の表記

政府が示した「汚泥」の当面の取り扱い基準

  • 10万ベクレル以上・・・・放射線を遮蔽できる容器、設備で保管。
  • 8,000~10万ベクレル・・管理型処分場に仮置きが可能
  • 8,000ベクレル以下・・・管理型処分場に埋め立てが可能
  • 200ベクレル以下・・・・肥料として再利用が可能
  • 100ベクレル以下・・・・製品段階で満たせば、セメントなどへの再利用が可能

放射性物質を含む汚泥の一時保管にも使える耐候性土のう袋、フレキシブルコンテナバッグ

弊社からひとつひとつ発送しています

商品は弊社で日本語説明書をつけて、ひとつひとつ発送しております。

最初のご注文分を8月27日に発送いたしました。
価格 価格お問合せください
主仕様・用途
 下水汚泥、食品、水、土壌、焼却灰、稲わら、空間などの放射線検知

・検知器
 NaI(TI)-φ25×40mm

・周囲X・ガンマ線の線量及び線量率
 線量率:0.03~300μSv/h
  (相対固有測定誤差の限界:±15%)
 線量:0.01~10,000μSv
  (相対固有測定誤差の限界:±15%)

・環境条件及び計数率での137Cs 比放射能
 50・100~100,000Bq/kg
  (相対固有測定誤差の限界:±20%)

 ※食品検知時は、パソコンに接続して使用します。

・パソコンの要件
 OS:32 ビットオペレーションシステムの
  WindowsXP SP3、WindowsVISTA またはWindows7
 CPU:周波数1.6GHz 以上のCPU
 メモリ:1GB 以上のRAM
 ハードディスク空き領域:プログラム本体用に20MB、Microsoft.Net Framework3.5 用に500MB
 接続:USBポート

・電源
 充電式(日本のコンセントへの変換アダプタ付属)

・寸法
 85×258×66.5mm

・重量
 約1kg

・生産国
 ベラルーシ

※仕様・外観は改善のため、変更する場合があります。
管理番号S110726-1
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